カメラ関連の専門用語の解説を掲載してまいります。

EV

明るさを表す指標である、露出値の事。エクスポージャー・バリュー(ExposureValue)の頭文字から来ている。数字が大きいほど光の量が少なく、逆に小さいほど多くなる。

色温度

太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のこと。絶対温度の単位であるK(ケルビン)で表される。光源そのものの温度や明るさとは無関係である。例えば太陽光は、早朝や夕方が4000度K、昼間が5500度Kから6000度K、曇天が6200度Kから6500度Kとなる。

ISO(イソ)

国際標準化機構が規格化したフィルムの感度の統一基準。具体的には、そのフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す基準である。例えばネガフィルムでごく普通に撮る場合は、ISO400が一般的な値となる。

F値

絞り値。レンズの焦点距離を有効口径で割った値であり、レンズを透過する光の量を表す。F値が小さいほど、光の量は多くなり、逆にF値が大きくなるほど、取り込まれる光の量は少なくなる。代表的な値は小さいほうから、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32など。

開放F値

上記の通りF値は絞りを開くほど小さくなり光の量は多くなるが、その絞りを最大限開けきった状態の数値を開放F値という。この数値が小さければ、明るいレンズであるという事になる。