今回は、アマチュアカメラマンの豊田義征様をお迎えして、
2017年8月26日にインタビューさせていただきました。

豊田 義征(よしゆき) 18歳 ※2017年8月現在
カメラ歴 約5年
使用カメラ:ペンタックス、オリンパス

 

スタッフ

それでは今日はよろしくお願い致します。

豊田

よろしくお願い致します。

スタッフ

18歳ということで、随分とお若いですね。

豊田

社会人一年生です。

スタッフ

まず大貫カメラには、どういうきっかけでいらっしゃるようになったのですか?

豊田

高校一年生のころに、ペンタックスLXというカメラを探していました。たまたまネットを見ていたら、大貫カメラに在庫があるのを発見して、お店に来てみたのが最初です。そこでスタッフの方と色々お話をさせていただいて、自分の名前も覚えていただいたのをきっかけに、何度か来るようになりました。

スタッフ

という事は、大貫カメラに来るようになって3年くらい…という事ですね。

豊田

そうですね。3年くらいになります。

スタッフ

その時にはもうすでにカメラをやられていたのですね。カメラに興味を持ったのは何歳くらいなのでしょう。

豊田

中学二年生の頃に、兄がパナソニックのミラーレスを持っていました。それを見て、「いいなあ」と思ったのが最初です。

スタッフ

はい。

豊田

それでまず最初にお金を集めてペンタックスのK30を購入しました。それからどんどんハマっていって、高校生になる頃にはアルバイトで得たお金でレンズなどを買い揃えていきました。

スタッフ

お兄さんがカメラを持っていた、ということですが、それでいきなりカメラの方に進むのは、ちょっとスゴイですね。特に最近だと、携帯電話やスマートフォンで撮影が出来るのでまずはそっちに行くのでは無いかと思うのですが。

豊田

それが…カメラ自体をカッコイイと思ったんですね。こう…カメラを構える姿がいいな、と思ったんです。その姿に憧れてしまったんです。

スタッフ

カメラという機械そのものに対する憧れがきっかけだったんですね。

豊田

はい、そうです。

スタッフ

今も大貫カメラにはいらっしゃるんですか?

スタッフ櫻井

豊田さんは大常連ですね。高校生の頃から良くお店にいらっしゃいます。フィルムもデジタルも両方されてます。

豊田

はい。

スタッフ

それはかなりすごいですね。では今も良く来られるのですか?

スタッフ櫻井

今はお仕事をされているので…

豊田

以前ほどは来れなくなりましたね。学生の頃と比べるとかなり減りましたね。

スタッフ

学生の頃は本当にしょっちゅういらしていたんですね。

豊田

はい、学校帰りにそれこそ制服のまま来ていたりしました。

スタッフ

という事は家がご近所だったんですか?

豊田

はい。通学路の途中だったので、良く通っていました。

スタッフ

高校生の頃は、学校の写真部などには入っていらっしゃったんですか?

豊田

いえ、入ってなかったですね。

スタッフ

ではもう自分だけで…

豊田

自分個人でやっていました。学校の写真部があまり本格的な感じでは無かったんです。

スタッフ

なるほど。

豊田

それならば自分で撮りたいように撮った方が、自分らしいものが撮れるのかな…と思っていました。

スタッフ

はい。

豊田

集団で撮影に行く必要も無いのかなと…。個人で楽しもうかなと。

スタッフ

学校によっても違うんでしょうけど、中にはスマホとかを使ってもいい、みたいな所もあるでしょうし。

豊田

確かにそういう感じでしたね。

スタッフ

それにカメラについて知りたければ、大貫カメラに来れば詳しい人に話が聞けるわけでしょうし。

豊田

ええ。

スタッフ

ではそういうカメラの知識などは、大貫カメラで色々教わったのでしょうか?

豊田

大貫カメラで教わった事はたくさんありますけど、でも基本的な事は全部自分で本を買ったり、ネットで調べたりして独学でしたね。

スタッフ

独学というのはすごいですね…。お兄さんがカメラをやっていた、という事ですが、お兄さんから教わったことなどもあるのでしょうか?

豊田

露出などについては聞きましたね。昼はこうで夜はこうで…みたいな。そういうアドバイスはもらった事はあります。でも他は自分で結構勉強しました。絞りのこととか機能のことなども自分で調べたりしました。結果的に今は兄よりも詳しくなりましたね。

スタッフ

こういうのって、本とかネットだけだと伝わりづらい所があるじゃないですか。

豊田

そういうのは人に聞いたりしました。やっぱり専門用語とかだと意味がわからないので、聞いて少しずつ学んでいきましたね。

スタッフ

では本当に写真を撮るのが好きで、なんでも自分で調べていったのですね。

豊田

はい。

スタッフ

では写真を拝見していきたいと思います。

 

 

 

スタッフ

普段はこういった風景写真が中心なのですか?

豊田

そうですね、自然の物を撮影することが多いですね。街中で撮影するよりは、自然のものが好きですね。

スタッフ

街中のスナップ写真や人物などよりは、自然の方が…。

豊田

個人的にはじっくり撮影するのが好きなので、自然物の方が好きです。

スタッフ

なるほど。こういう写真だったらそれこそカメラやレンズ・三脚などを持って、山を登っていったりするわけですよね。すごい大変ではなかったですか?

豊田

そうですね、アルバイトでお金を稼いで、友達と旅行に行った時に撮影したものです。北海道に行ったり京都に行ったりしました。リュックにカメラと三脚をいっぱい入れて、ホテルに泊まったりしていましたね。

スタッフ

写真部には入っていなかったけど、そういう撮影旅行に一緒に行ってくれるような友達はいらっしゃったんですね。

豊田

そうですね、カメラはやっていなかったんですけど、旅行が好きな友人だったので、一緒についていきました。

スタッフ

なるほど。

豊田

僕が撮影していると時間がかかったりしてしまうので、その友人は先に行ってしまったりしたこともありました。

スタッフ

その方は旅行は好きだけど、カメラにはあまり興味が無かったのですね。それでその方と一緒に旅行に行って、ご自身は撮影をして…という感じだったんですね。

豊田

はい、そうです。僕は撮影が主でした。

スタッフ

確かに旅行が好きな人では無いと、こういうのに付き合ってくれないでしょうからね。

豊田

はい。

 

スタッフ

動物園などで撮影されたものもありますが、動物園などは普段時間があるときなどに行かれたりするのですか?

豊田

動物園は良く行っていましたね。

スタッフ

このあたりだと野毛山に動物園がありますよね。

豊田

あと東京の上野動物園にも三回ほど行ったことがあります。金沢動物園にも行きました。近隣の動物園は、年に数回くらいは行っています。

スタッフ

それは一人で行かれるんですか?

豊田

はい、一人ですね。

 

スタッフ

こちらは街中の風景ですね。どちらになるんですか?

豊田

これは北海道の小樽です。廃墟っぽいのですけれど、撮影旅行中にたまたま目の前にあったのを撮影しました。どういう建物なのか、というのは分からないんですけれど、雰囲気がすごかったので…。

スタッフ

なるほど。すごい廃墟っぽい雰囲気ですね。

豊田

汚れがすごかったですね。

スタッフ

動物などの写真は、やはり望遠レンズを使われたのですか?

豊田

はい、そうです。

スタッフ

やはり動物なんかだと、シャッターチャンスを待つのが大変では無いですか?

豊田

確かにシャッターチャンスを待つのは大変ですね。動物園でも結構待ったりします。カメラを構えて、動物がこっちに来るのをずっと待っていたりします。

スタッフ

動物は言うことを聞いてくれないですからね。ちょっとした事で別の方向を向いてしまったり…

豊田

ええ、ありますね。そこが難しいところですね。

スタッフ

この写真のトンボとかだと季節が夏でしょうから、暑くて大変だったりするんじゃないですか?

豊田

夏は本当に暑いですね。リュックとかしょってると、ビショビショになりますね。

スタッフ

そうですよね。

豊田

夏は…なるべく機材は減らしたいんですけれど、やっぱりレンズをマクロとか持っていきたい、魚眼も持っていきたいってなると、どんどん増えてしまって…、結局全部持っていってしまったり…。

スタッフ

やはり機材が…。

豊田

一番問題ですね。

スタッフ

例えば…こういう風景写真だったら、撮影にどれくらい時間をかけられるのでしょうか?

豊田

これは結構サラッと…動物とかを撮りに行くついでに撮影する感じでしたね…。「街中を撮ろう」と思って撮りに行ったりはしないので。

スタッフ

他のものを撮影するついでにあったものを撮るみたいな…

豊田

そうですね。

スタッフ

動物を撮影するためにセッティングして、その間に何かちょっといいものがあったら撮るみたいな…。

豊田

そういう感じです。

スタッフ

でもそういう写真の方が、良く撮れたりっていう事はありますよね。

豊田

結構ありますね。旅行中にカメラを持って歩いていたら、結構いい風景があったので撮影したりとか。意外な発見があります。

 

 

スタッフ

こちらは富士山が見えますね。

豊田

これは三浦半島ですね。

スタッフ

下の方にあるのは霧でしょうか?

豊田

海ですね。海を長時間露光で撮影したものです。

スタッフ

なるほど!波が霧のようになっているのですね。

豊田

これを撮影した時は、丁度空がキレイな感じになっていたので運が良かったですね。この後も三浦半島に何度か行ったんですけど、富士山が見えなかったりとこういう景色にはならなかったですね。

スタッフ

こういう写真はチャンスが全てですよね。

豊田

はい、かなり運に左右されますね。

スタッフ

「一期一会」では無いですけれど、でも普段からカメラを持っているのは大事ですね。

豊田

そうですね。

スタッフ

こういった撮影旅行は、年にどれくらい行かれるのでしょうか?

豊田

高校生の頃は、年に一回は行っていました。

スタッフ

どれくらいの期間ですか?

豊田

大体三泊くらいでしたね…。

スタッフ

今はお仕事をされているとのことなので、さすがに長期間の旅行は難しいですよね。

豊田

ええ。

スタッフ

例えば普段からカメラを持ち歩いて、撮影などはされているのでしょうか?

豊田

最近オリンパスのOM-Dを買ったんですけど、それが小さいので、持ち歩くようにはしています。ちょっと違うジャンル、日常的な写真にも挑戦しようかと思って…。

 

 

スタッフ

これは電車の写真ですよね。先ほどの三浦半島と同じように長時間露光で…。

豊田

これは自宅の近所なので、三脚とレンズを用意して撮影してみました。

スタッフ

街中だと、また自然の中で撮影するのとは違った感じになるのでは無いですか?

豊田

そうですね…他人の目線があったりしますね。

スタッフ

そうですよね。

豊田

三脚を使うのも、ちょっと抵抗あったりしますね。でもそこを邪魔にならないよう、上手くセッティングしたりして撮影しました。。

スタッフ

これはどこの公園ですか?

豊田

これは京都の水族館の前の広場です。魚眼レンズを使って撮影しました。

スタッフ

魚眼レンズを使うと、面白い効果が出ますよね。

豊田

レンズの性能を活かしてみました。

スタッフ

これは金魚ですか?

豊田

はい、京都の水族館では無いですけど、水族館で撮影しました。

スタッフ

拝見していると、人間はあまり撮影されないのですね?

豊田

人間はあまり撮らないですね。撮る相手もいないですし(笑)。

スタッフ

例えば街中の風景として人間を撮影する、というやり方もあると思うのですが…。見知らぬ人を風景として撮影するとか…。

豊田

そうですね、たまにありますね。でもあまり人が写っているものは撮らないようにしています。特に理由はありませんが。

スタッフ

それはやはりご自身で何か合わないとか…?

豊田

そうですね、撮りたい物とは違うのかな…という感じはあります。

スタッフ

まあでも人が入っている写真もありますけど、ただ人物が主というわけでは無いですね。

豊田

たまたま人が入ってしまう事もありますし、それでいい写真になる事もありますね。

スタッフ

これはどちらで撮影されたのですか?

豊田

三浦半島、城ヶ島のあたりですね。

スタッフ

やはり風景主体の写真が多いですね。

豊田

はい。

スタッフ

中学の時にカメラを始められて、その当時から風景写真が主流だったのでしょうか?

豊田

買ったばかりのころは、旅行やイベントの時などの時に撮影をしていました。その当時はまだそこまで趣味というわけでは無かったというか…撮影旅行に行ったりというほどでは無かったですね。自分からどこかに行こう、という感じでは無かったです。

スタッフ

ではみんなでどこか行ったついでに、カメラを持っていく感じですね。

豊田

はい、家族旅行とか友達と遊びに行くときとかですね。高校に入ったくらいからレンズを交換するようになってきて、それくらいから撮影目的で出かけるようになりました。

スタッフ

撮影旅行となると大掛かりですけど、例えば街中とか動物園とかでの撮影は…

豊田

それもやはり高校に入ったくらいからです。

スタッフ

今は小さいカメラを持ち歩かれている、ということですけど、高校生の頃は「撮影に行こう」という目的を持って、機材の準備などをして、意気込んで行かれてたわけですね。今はもう少し気楽に撮影をされる感じでしょうか?

豊田

そうですね、今は撮影に使える時間も少なくなっていますので、休日などに他の用事がある時にミラーレスの小さいカメラを持って、出歩くようにしています。

 

 

スタッフ

これはリスの写真ですが、やはりシャッターチャンスがなかなか来ないのでは無いですか?

豊田

これは北海道に行った時、たまたま野生のリスを遠くに見かけたので、すぐにレンズを切り替えて撮影しました。

スタッフ

野生動物は、見つけてから三脚などを準備しても間に合わないですよね。

豊田

もう手持ちで撮影するしか無いですね。

スタッフ

そう考えると、機材などをあらかじめ準備するのは大事ですね。

豊田

カバンが重くなりますけどね(笑)。

スタッフ

こちらは人が写っていますけど、シルエットになっていますね。

豊田

はい。シルエットは人が入っている方がいいかな、と思います。シルエットだと人が入っているのを結構撮影しますね。顔とかがあまりハッキリ写っているのは撮らないですね。

 

 

 

スタッフ

今はデジタルで撮影されているのでしょうけど、フィルムカメラなどは使いますか?

豊田

最近はあまり使わないですけど、フィルムでもペンタックスを使ってました。あまり本格的では無かったですが…。高校生の頃に一回だけ自分で現像をやったこともあります。

スタッフ

はい。

豊田

レンタルの現像施設があるのでそこを使って、写真教室に行ってやり方を学んで…その一回以来行ってないんですけれど。時間とかお金の問題もありまして…。

スタッフ

さすがに現像とかは誰かに聞かないと、難しいですよね。

豊田

そうですね、廃液の処理とかがとても大変でした。

スタッフ

そういう手間とかお金を考えると、どうしてもデジタルになってしまいますね。

豊田

はい。

スタッフ

そういう費用的なことは別にして、デジタルとフィルムだったらどっちが面白いと思いますか?

豊田

そうですね…デジタルだとどうしても出来上がった写真を編集したくなってしまいますね…。

スタッフ

それはありますね。

豊田

もうちょっとコントラストをあげようとか、彩度をあげようとか、ホワイトバランスを変えようとか、色々考えてしまいます。

スタッフ

はい。

豊田

フィルムだと編集しなくて、そのままでいいので、そういう面では楽ですね。

スタッフ

確かにデジタルだと編集がどんどん出来てしまうので、キリがないというのはありますね。

豊田

はい。でも編集した後で見ると、かえって不自然に見えてしまうということが良くあります。

スタッフ

ありますね。

豊田

あまり編集しないようにはしているんですが、どうしても気になってしまいますね。なんでも出来てしまうので、逆に気をつけないといけないですよね。

スタッフ

フィルムだとあまり枚数が撮れないですけれど…

豊田

その分1枚1枚を大事にはします。

スタッフ

デジタルだと、大量に撮影できるけど、その分なんというか集中力が散漫になるというか…

豊田

たくさん撮ってしまいますね。

スタッフ

そしてその中からいいのを選べばいいや、となってしまいますよね。

豊田

そうですね。結構連写してしまいますね。

スタッフ

まあデジタルもフィルムも、それぞれの良さがありますからね。

豊田

今はどうしてもデジタル中心になってしまいますね。やっぱり楽ですし。

スタッフ

これはどちらでしょうか?

豊田

これも三浦半島です。小網代の森というところなんですけど。これもたまたま雨が上がった後で、水滴がいっぱいついていたので…。

スタッフ

やはり動物を結構撮られていますけど、動物だとどういったものが好きですか?もちろんシャッターチャンスで違ってくるのでしょうけど。

豊田

虫系はあまり撮らないですね。嫌いなので(笑)。

スタッフ

じゃあ虫以外を中心に、ということですね。

豊田

はい。割りとなんでもという感じです。

スタッフ

そう考えると、動物園とか北海道はいい撮影スポットですよね。

豊田

はい、自然もたくさんあるので好きですね。

 

 

スタッフ

これは模型の家ですか?

豊田

これはクリスマスのイベントで、クリスマスツリーの下に模型があったので、それを撮影しました。

スタッフ

こうして見ると、やはり人間を撮影したものは少ないですね。

豊田

そうですね。やはり自然が中心ですね。

スタッフ

これから撮影旅行で行きたいところなど、ありますか?

豊田

10月に九州に行ってみようかな、とは思っています。その帰りに広島などに寄ってみたり…。

スタッフ

九州だと、北海道とはまた違った景色が撮影できるでしょうね。

豊田

そうですね。何を撮ろうかと考えているところなんですけど(笑)。ただ今回は学生時代に一緒に旅行に行った友人とは時間が合わないので、一人で行こうと考えています。

スタッフ

そうですよね。

豊田

でもその方が気が楽だし、撮影に集中できるかなと…。

スタッフ

今まで撮影旅行に行かれたのは、北海道と京都と…

豊田

京都と日光にも行きましたね。

スタッフ

日光は割りと近いので、便利ですね。外国とかは行ってみたいと思いますか?

豊田

本当は就職前に行こうと思っていたんですけど、友達がお金が無くって中止になってしまいました(笑)。ヨーロッパ辺りは行ってみたいんですけどね。

スタッフ

外国はどうしてもお金かかりますからね。あと言葉の問題とか…。

豊田

そうですね。

スタッフ

でも向こうの自然とか、面白そうですよね。日本にいるようなのとは違った動物もいるでしょうし。

豊田

ええ。

スタッフ

ヨーロッパの森とか、幻想的で面白そうですよね。

豊田

いいですよね。撮影してみたいんですけどね。

スタッフ

今カメラは、ペンタックスを使われているのですか?

豊田

ペンタックスを中心に、後はオリンパスを少し使っています。

スタッフ

ペンタックスへのこだわりみたいな物があるのでしょうか?一番最初がペンタックスだったということもあるのでしょうけど。

豊田

ペンタックスなんですけど、最初に買ったK30がオーダーカラーっていう、自分で本体の色が選べたものだったんですよ。それでオレンジ色の明るい色のものがあったんですけど、それがいいなと思って。

スタッフ

オレンジ色のカメラは珍しいですね。

豊田

はい、珍しかったです。そこにちょっと魅力を感じました。一眼レフってやっぱり黒いものが多いので。明るい色は珍しいなと思って。

スタッフ

どうしてもそうですよね。

豊田

最初にペンタックスを選んだのは、そういう理由でしたね。性能とかでは無くて、色とか外観のデザインとかそういう所が気に入りました。

スタッフ

最初はペンタックスだったからその流れで、今もペンタックスを使われているということでしょうか?

豊田

そうですね。

スタッフ

他にオリンパスも使われているという事ですけど、いずれ他のカメラも使ってみたいと思われていますか?

豊田

いや…でもペンタックスが好きなので(笑)。何がいい、と言われても分からないんですけど、何か惹かれるものがありますね。

スタッフ

何かが合うんでしょうね。

豊田

愛着があるというか、何かあるんだと思います。それからデザインも好きなんですよ。

スタッフ

はい。

豊田

ニコンやキャノンの一眼レフだと丸っこいデザインなんですけど、ペンタックスとオリンパスは結構角ばったデザインで、そこが気に入っているというのはあります。

スタッフ

「いかにも」なデザインのカメラという事ですね。昔ながらのデザインというか…。

豊田

そこが気に入っています。

 

 

スタッフ

今はお仕事は、この近くで働いていらっしゃるのでしょうか?

豊田

家から通勤時間が2時間かかるんですよ。

スタッフ

それは遠いですね!

豊田

家は大貫カメラの近くなんですけれど。

スタッフ

そうなると、仕事帰りに寄るということも出来ないですね。

豊田

大貫カメラの閉店間際に近くを通る感じなので、寄れないですね。

スタッフ

じゃあ仕事がお休みの時に来るしか無いですね。

豊田

そうですね。

スタッフ

今後も撮影は続けていきたいと考えていますか?

豊田

はい、カメラはずっと継続していきたいと思います。

スタッフ

例えばコンテストに応募とかっていうのは、されていますか?

豊田

カメラを始めた頃は応募とかした事もあるのですが、最近はもういいかな、と思って…。

スタッフ

はい。

豊田

自分のためというか、自分で楽しめればいいかな、という気持ちが強いですね。

スタッフ

他人に見せるのでは無く、撮影できればいいかな…という。

豊田

他人に見せる必要も無いかなと…。ただ会社の中でフォトコンテストなどあるらしいので、そういうのには応募してもいいかなとは思います。

スタッフ

なるほど。

豊田

いずれにしても、最近は応募とかはしてないですね。

スタッフ

でもこうして見ると、素晴らしい写真が多いので、コンテストに応募とか、あるいは個展とか開かれてもいいのかな、と思いますがどうでしょうか?

豊田

機会があれば、やってみたいと思います。

スタッフ

他の方が撮影した、写真展などには行かれますか?

豊田

新宿のペンタックスギャラリーでやっている写真展などは、たまに行きますね。でもあまり「写真展に行こう」という目的で行ったりはしないですね。

スタッフ

やはり人の写真を見るよりは、自分の写真を撮った方がいい、という感じですか?

豊田

そうですね。あまり興味が無いというか…、でも人の撮った写真から得るものはあるので、参考にはなりますね。

スタッフ

先ほどの話にもつながりますけど、人から教わらないと分からない事があると思うんですけど、機材の使い方だったり現像のやり方だったり…。もちろん大貫カメラには、詳しい人がいっぱいいるわけですけど。

豊田

まず自分で撮影して実践するようにしていましたね。例えば長時間露光などでも、人に聞く前にまず自分でやってみよう、と思ってやっていました。

スタッフ

はい。

豊田

とりあえずカメラの機能を使ってみて、実践してみてそれで学んだ事はありますね。触ってみて「なるほど、こういう事か」となった事は結構あります。

スタッフ

確かに自分でやらないと分からない事もありますからね。

豊田

そうですね。

 

スタッフ

例えばこれから撮影してみたい写真とか、何かチャレンジしてみたい事などはありますか?

豊田

そうですね…今回掲載用の写真を選ぶために見返していたときに、これは自分で無くても撮れる写真だな、っていう写真が結構あったので、自分らしさが出ている写真を今後撮影していければなと思いました。

スタッフ

私みたいな素人から見ると、十分個性的な写真ばかりだと思いますが、それでももっともっと自分らしさを出していきたい、という事でしょうか。

豊田

はい、そうです。後は…母親から「テーマを決めて撮影したらいいんじゃないか?」と言われて…例えば色を決めたりとか、特定の撮影ポイントを決めて毎週撮影してみるとか…。

スタッフ

ああ、面白いかもしれないですね。

豊田

今までと違った物が撮れるかなあ、と思いました。そういう事を考えています。

スタッフ

でもこれからも動物だけでも撮り続けていけば、それは立派なテーマになりますよね。例えばネコばかりを何枚も撮影していくだけでも、テーマになってくると思います。

豊田

確かにそうですね。

スタッフ

まあまだ18歳ということですので、まだまだこれからですからね。

豊田

はい、どんどん撮影していきたいと思います。

スタッフ

写真を撮影していて、ご家族ですとか友人に何か言われた事とかありますか?

豊田

写真を見せるとやっぱり、あまり周囲にカメラを持っている人が少ないのもあるのですが、「すごいね」とは良く言われます。家族はもう慣れてしまっていますけど、友達から驚かれる事はありますね。学校の先生からは「カメラはいい趣味だね」とか言われました。

スタッフ

そう考えると、やはりいつかまとめて個展でも開かれるといいのかな、と思います。あるいはコンクールに応募したり…。

豊田

そうですね…。

 

スタッフ

最後になりますが今まで写真をやってきた中で、大貫カメラに来た事はやはり大きかったですか?

豊田

はい、知識が増えましたね。知らない事も多かったので…。色々な方に普段聞けないような話を聞くことも出来ましたし…。そういった事はすごい大きかったですね。

スタッフ

機材なども揃っていますからね。

豊田

はい、大貫カメラで大分機材を揃えました。

スタッフ

その分お金もかかりますよね。

豊田

合計すると、かなりの額になりますね(笑)。

スタッフ

これだけ揃っているところも、他に無いですよね。

豊田

そうですね、特殊な感じはします。新宿のカメラ屋とかだと、デジカメが中心だったり逆にフィルムしか無かったりという感じなので、大貫カメラみたいに両方揃っているところは珍しいと思います。ライカも多いですし。

スタッフ

そう考えると高校生の時に大貫カメラに来た、というのはラッキーな事だったんですね。

豊田

はい、ラッキーでしたね。

スタッフ

カメラについて本とかWEBとかで色々調べられますけど、やっぱりこういうお店に来て始めて分かる事はありますよね。

豊田

はい、来てから知った事はあります。

スタッフ

ではこれからも、引き続き撮影は続けていってください。今日はどうもありがとうございました。

豊田

ありがとうございました。

 

作品、インタビューなど何でも結構ですので、ご感想をお聞かせください。
お待ちしております!
大貫カメラ: ohnuki.c@lily.ocn.ne.jp