今回は、写真家の松田洋子様をお迎えして、
2018年10月11日にインタビューさせていただきました。
松田 洋子(まつだ ようこ)
写真家・まとりかりあ写真教室 横浜 主宰
スタッフ
それでは今日はよろしくお願い致します。
松田
お願い致します。
スタッフ
まずは現在主宰されている、まとりかりあ写真教室についておうかがいしたいと思います。
松田
はい。「マトリカリア」というのは、元々花の名前なんです。カモミールというハーブがあるんですけれど、それのもうちょっと小さい感じの花です。キク科の花ですね。
スタッフ
日本だとあまり聞き慣れない名前ですよね。カモミールであれば、紅茶やハーブとして聞いた事はありますが。
松田
マトリカリアはフラワーアレンジメントなどで、大きな花と花の隙間に入れるような花として、良く使われるんです。
スタッフ
小さい花なんですね。
松田
大体7月くらいになると、花束になっていて花屋さんで売っていたりするんですが、小さくてあまり目立たないので、皆さん気づかない内に季節が終わってしまうような…そういうイメージの花なんです。
スタッフ
なるほど。
松田
元々私はフラワーアレンジメントの勉強をしていたのですが、その時にこの花を使うことが度々あったんですね。華やかなバラとかユリとかと違って、楚々として品のある小さな感じ、可愛らしく控えめな感じもあったりして…そこに惹かれて「まとりかりあ」を屋号にしました。
スタッフ
はい。
松田
元々はフラワーアレンジメント教室の屋号として使っていたんですよ。でも自分で作成したフラワーアレンジをなかなか上手く撮影できなかったんですね。それで自分で少しカメラを勉強しようと思ってカメラを買って、練習をしていました。
スタッフ
ではカメラは、そんなに昔からやられていたという事では無く、フラワーアレンジメントで制作した作品を撮影するのために始められたということですね?
松田
そうです。最初はまさかこんなにカメラの世界に入るとは、思ってもいなくて…。当時パリで開催されるフラワーアレンジメントの研修に誘われ参加しましたが、せっかくパリに行くならカメラを持っていこうと思ったのです。でも大きな一眼レフの事はとても分からないですし、小さくて出来るだけ背景がぼけるような小さなカメラを持っていきたかったんです。
スタッフ
小さくても、それなりにキチンと撮れるカメラということですね。
松田
小さくて軽いカメラは無いでしょうか?とカメラ量販店の店員さんに聞いたのですが、そうしたらRICOHのR-10というカメラをオススメしてくれました。それはとても小さいサイズだったのですが、自分が思っていたように背景がぼけてくれて、面白いなと思ってその研修に持っていきましたが…全然使いこなせませんでした。それで日本に戻ってきてからも、少しずつ撮影などの勉強をしていました。そうしている内に「やっぱり一眼レフの方がいいのでは無いか?」と思うようになってきて…。
スタッフ
はい。
松田
それで一眼レフを買って、当時友人が通っていた写真教室があったので、通うことにしました。その教室の先生が、ソニーの提携講師をされていたので、ソニーのα230を購入し、講座に参加しました。当時はもっと最先端のカメラが販売されていましたが、予算の関係で選んだんです。教室は東京だったのですが、1年くらいは通いましたね。今でもα230は大切にしまっていて、時々撮影を楽しんでいます。
スタッフ
ええ。
松田
それで卒業はしたのですが、もっと自分なりの表現をしたいと思うようになって、それからしばらく写真家の方のワークショップなどにも参加したのですが、そこでは自分が表現したい写真は見つかりませんでした。
スタッフ
なるほど。
松田
その頃に写真家の先生が主宰するワークショップに参加したのですが、その先生の写真を見たときに、奥行きとか影とか光とかが見事に再現されていて、こういう写真を撮りたいと思いました。それでまずその先生のお手伝いをしたいということで、門を叩きました。はじめは先生の講座を企画するところ、運営するところからお手伝いさせてほしいという事で始めて、勉強をしていきました。そうしていくなかで生徒さんも参加するようになってきたんですけれど、「松田さんのレッスンは開催していますか?」という問い合わせが少しずつですが増えてきて、それでフラワーアレンジメントの教室をやりながら、同時に写真の教室もやる事になりました。
スタッフ
そこで教わる側から、教える側になったのですね。その頃にはもう写真も上達されていたのでしょうか?
松田
いやあ、まだまだ…もちろん今でもまだまだとは思っているのですが…。そうやって先生の所で他の仲間と一緒に写真を勉強しながら、同時に全くの初心者の方に教えるという生活が始まりました。
スタッフ
はい。
松田
そうやって3年くらい、先生の下についていたのですが、先生がご自身の作家としての活動をされることになり、私も独立することになりました。その当時横浜駅の東口にアトリエを移転したばかりで、当時は…生徒さんが30人くらい来てくださっていました。
スタッフ
結構集まりましたね。
松田
そこからスタートとなったのですが…どのような講座にしたら写真を楽しんでいただけるか、試行錯誤しながらの日々で、今に至ります。
スタッフ
独立されてから、何年目になるのでしょうか?
松田
今年で6年目になります。それで毎年一回みなとみらいで生徒さんの写真展を開催したり、私自身も個展を開いています。当初は先生や仲間に手伝っていただいたのですが、3回目くらいから慣れてきて、大半の部分は自分で準備ができるようになりました。
スタッフ
生徒さんがそれだけいると、何かと大変では無いでしょうか?
松田
そうですね。講座を行う上で準備にも時間をかけたいので、自分自身が写真を楽しむ時間は二の次になってましたが、今は3人いるスタッフに手伝ってもらうようになり、それからは写真を撮りに出かけられるようになってきました。
スタッフ
大貫カメラにはいつ頃から来店されるようになったのでしょうか?
松田
2015年前後…でしょうか。
スタッフ
では3~4年くらい前ですね。
松田
先生から「大貫カメラという店が野毛にあるよ」という話は聞いていたんです。でもすごいカメラに詳しい人が行く所なのかな…と思っていたので、しばらくは来ませんでした。でも今では、生徒達と一緒に来たり、あるいは一人で来て店長さんに色々と相談に乗っていただいたりするので、精神的な支えになっていますね。
スタッフ
最初に来た時は、いかがでした?
松田
最初に大貫カメラに来た時は、教室の運営と自分自身の写真表現に悩んでいた時期で、その時に持塚店長から、ポイントを的確に抑えたアドバイスをしていただいて…とても支えになりました。
スタッフ
写真の撮り方や、レンズの決め方みたいな…。本当に基礎的なことからアドバイスをしていただいたのですね。
松田
そうですね。とても助かりました。
スタッフ
それまでは他所の大手カメラ量販店などを利用されていたのでしょうか?
松田
そうです。大手量販店で買う時はあらかじめ買う物をしっかりと決めていっていました。そうしないと量販店の店員さんだと、店員さんにもよりますが、事務的な対応をされたりすることがあるんですよ。
スタッフ
確かにそう感じることはありますね。
松田
また「こういう写真を撮りたいんだけど…」と聞いても、店員さんによって全然別の回答がかえってきたりする事もあって…。やっぱり相談事などは、信頼できる人にしたいですよね。
スタッフ
そういう意味では大貫カメラは…。
松田
しっかりされていますね。自分の好みなどを分かってくれているので、安心して相談できます。
スタッフ
今はどれくらいの頻度で、大貫カメラに来店しているのですか?
松田
最近はなかなか伺えないのですが…8月の終わりに野毛の撮影会をやったので、うちの生徒たち20人くらいと一緒に来ました。カメラ女子達がかわるがわるお世話になりましたね。それ以外では、年に2~3回くらい来たり、あとは電話などで相談に乗っていただいたりしています。
スタッフ
では何か困ったことがあったら、気軽に相談をされているのですね。
松田
はい、そうです。また生徒さんの中で困っている人がいたら、紹介したり相談にのってもらったりしています。今オールドレンズが流行っているのですが、生徒さんの中でも何を買っていいのか分からないみたいなんですよ。
スタッフ
やっぱりレンズの買い方などは、初心者の方は分からないですよね。
松田
はい、実際にお店で手にとって、試してから買うことを勧めています。私も大貫カメラさんでライカのズマリットレンズをお勧めいただき、とても気に入っています。また、フィルムカメラ、LeicaM3もお勧めいただき、使っています。フィルムだとしっかりと被写体に向き合って撮らなければ、と思いますので、そうすると時間をしっかりと作って撮影に行きたいため、手軽に撮れるデジタルについ手が伸びてしまいます。今後はもっとフィルムカメラでも撮る時間を増やしていきたいと思っています。
スタッフ
ご自身だけでは無く、生徒さん達もお世話になっているという事ですね。
松田
はい、大変感謝しております。
スタッフ
今はご自身では、何のカメラをお使いになっているのですか?
松田
今はPENTAX K-1 MarkII、Sony α II、Canon EOS 5D Mark IVです。最近ようやく時間が取れるようになって、今年になってから3回ほど、清里高原に撮影に行きました。実は来年に、RICOHイメージングスクエアで展示をすることになっているんですよ。そのために休暇を利用し、高原で撮影をしてきました。今回の作品展会場だと、大きな作品を展示することになるので、オールドレンズだとピントが正確にあっていない場合が時々あって、大きく伸ばして展示するとピントが甘く表現がぼける恐れが出てくるような気がして、それではオールドレンズに近い味のあるレンズは無いか、と探していたところ、RICOH PENTAXの43mmリミテッドレンズが自分のイメージに近かったので、そのレンズも使って撮影をしています。
スタッフ
普段はどういったものを撮影されているのでしょうか?元々はフラワーアレンジメントをやられていて、出来たものを撮影されていたという事ですが…。
松田
花も撮影しますけど…建物の室内の空間、建物自体では無くそこにある風とか音とか光とか影とか、写真に写らないような物が表現できたらいいな…という想いで撮影しています。
スタッフ
風景写真であったり人間を撮るというわけでは無くて…
松田
そういうのでは無いですね。…例えば室内でカーテンが揺れているだけだったり、テーブルが置いてあるだけだったり、コップが置いてあるだけだったりするんですが、そこから「あなたは何を連想しますか?」というような写真です。
スタッフ
…となると、街中を歩いていれば撮影できる、というわけでは無いですよね。ある程度部屋を借りたり、物を置いてみたりの準備が必要ですよね。
松田
そうですね。例えばこの辺りだと山手西洋館というのが自分のイメージにピッタリなので、以前は良く通っていました。そこは横浜市が管理しているので入場料なども必要無かったので、季節ごとの様子を撮影したり、他のお客さんが少ないような夕方の光が差し込んでいるような時を狙って行っていました。そして部屋に誰もいないんだけれども誰かいるような…心象風景みたいなイメージで撮影をしています。
スタッフ
室内というのは…なかなか簡単に撮影できるような物では無いですよね。
松田
風景も撮らない事は無いのですが、やっぱりその「部屋」とつながるような…なにか小説の1ページになるような、という事を意識して撮影しています。だから良く「どんな写真を撮っているんですか?」と聞かれることがあるんですけど、ちょっと困ってしまうんです。「心象風景です」と答えてもそれは一体なんだろう?と思われてしまうというか。
スタッフ
確かにスナップとか人物とか、そういうカテゴリには収まらないような写真ですよね。
松田
そうですね。
スタッフ
ではここからは実際に写真を見ていきたいと思います。これはどちらで撮影されたのでしょうか?
松田
これは東京の駒場東大前にある、旧前田侯爵邸というところです。
スタッフ
左は風景ですが、右側の室内写真とセットになっているという事でしょうか?
松田
はい、そうです。コップの写真を撮るのが結構好きなんですけど、男性が見ると「コップの宣伝?」と言われてしまいますね。でも女性が見るとこの向こうに誰かいるのかな、という事を感じるようで、男女で捉え方が違うようですね。
スタッフ
なるほど。このコップの向こうに誰かが座っているんじゃないか?という事ですね。
松田
そうです。そう連想していただけるとありがたいですね。
スタッフ
続いては…
松田
左の写真は山下公園の脇にある波止場会館のカフェの外側から、お店の看板を撮影しました。こういう風にガラスに映り込んだ景色を入れると、女性の方からの反響が大きいですね。
スタッフ
男女の反響の違いがあるんですね。
松田
はい、大分違いますね。例えば右の写真は女性からの反響があります。
スタッフ
これは…ただのスイッチですよね。
松田
はい、そこで「なんだろうこれは?」とか、「ここから何を連想しますか?」というような事を訴えかけるような写真を撮ることが多いですね。
スタッフ
絵画で言うと、抽象画のイメージでしょうか?
松田
そういうイメージですね。自分は絵画も割と好きなんですが、風景や物をキチンと写実しているよりは、そこから何かを想像させてくれるような絵が好きですね。なので自分の写真も、そういうのを目指しています。
スタッフ
続いては…
松田
これは撮影会の下見に行った時に撮影したものです。
スタッフ
右の写真もガラスに反射したものを写していますね。やっぱりちょっと面白い感じがしますね。
松田
ちょっと変わった感じがしますよね。
スタッフ
こういう映り込みがある写真というのは、例えば自分が映らないようにするのが大変では無いですか?
松田
実際写ってしまっている時もあるのですけど、なるべく写らないように気をつけて撮影しています。ガラスの向こう側に人が入ってもいいけど、自分はなるべく写らないようにしています。
スタッフ
続いてこれは…
松田
これは氷川丸です。
スタッフ
窓ガラスがあって、カーテンがあって、その向こうに氷川丸の室内がある…という事ですね。
松田
はい。外から中の様子を撮影したのですが、窓ガラスに外の様子が写り込むようにしています。
スタッフ
何かちょっと一瞬ドキッとしますね。
松田
不思議な感じがすると思います。
スタッフ
次は…
松田
花です。花はもともと撮影していましたけど、こういう背景のぼけ方が今使っているズマリットだとキレイに出ます。教室の女性生徒のみなさんからは、反響がありますね。
スタッフ
男性には、きっちりピントが合っていないと受けないんですね。
松田
被写界深度が深い写真が好まれる傾向があるのかな?と感じています。もちろん、ひとくくりにはできませんが。教室の写真展会場にお越しくださる男性のお客様から、以前「なぜ絞りが開放で撮影されているのか不思議です」と、ご感想をいただいたことがありました。私自身は「花だけどなんで少しぼけているんだろう…」という、夢の中の場面を切り取ったようなイメージを受け取ってもらえればな、と思って撮影しました。
スタッフ
なるほど。そして次は…
松田
これもカフェの看板で、テーブルに花が一輪置いてあります。
スタッフ
この花があるか無いかで、かなり違ってきそうですね。また窓枠で風景が切り取られているのが、面白いですね。
松田
この向こうに何かあるのかな?という想像力が広がるような写真を目指しています。窓の外側を想像してもらえるような写真ですね。ご覧くださる方が、そこから何かを想像していただけたら嬉しいです。
スタッフ
なんというか、主観的な画になりますね。
松田
そこで例えば…タイトルをつけた時に、あまり説明的すぎると現実的になってしまいますので、写真とタイトルで、見ている人の思いがどれだけ広がるか、想像してもらえるか…というのも大事です。タイトルのつけ方にも気をつけますね。
スタッフ
確かにタイトルのつけ方によっては、台無しになりそうな作品達ですね。
松田
なので生徒のみなさんには、タイトルのつけ方は厳しく指導しています。タイトルで台無しにならないように。たとえば横浜で撮影した時に【横浜】と付ける場合は、ああこの人が横浜に行ったんだね、ということでストーリーが完結します。
スタッフ
確かにこの写真で【横浜】というタイトルだと、そこで終わってしまいますもんね。
松田
そうなんですよ。もしかしたら見る人にとっては、神戸の風景だったり、あるいは全然違う所に見えるかもしれないんです。そうしたらそこで、その人の思い出が何か少し蘇るかもしれないですし、世界が広がっていくと思うんです。
スタッフ
そう考えていくと、タイトルは大事ですね。
松田
タイトルを考えるのは大好きですね。いろんな写真展に行くと、タイトルにも注目するようにしています。普段でも電車に乗っている時など、広告に乗っている言葉であったりテレビから流れてくる「いい言葉」があったら、全部メモするようにしています。そういった事も写真に繋がってくると思います。
スタッフ
そういう視点は、確かに男性にはあまり無いかもしれませんね。
松田
写実的な表現で伝える場合と、想像を掻き立てられるようなイメージで表現する場合があるのかな?と思います。
スタッフ
今は写真教室をメインにやられていますが、今後は何をされていきたいですか?
松田
先程も触れましたが来年にRICOHイメージングスクエアで個展を開催することになりましたので、今はそこに向けて準備をしている最中になります。
スタッフ
では今は撮影をされているところですね。
松田
そうした写真家としての作家活動もしていきながら、教室の運営も続けていきたいと思います。
スタッフ
写真教室の運営も大変ですよね。生徒さんは、女性が中心なのですか?
松田
「女性限定」という事で、やらせていただいています。男性はご紹介の方がご入会くださっています。
スタッフ
今はスマホとかで簡単に写真が撮れますが、やはり皆さんそういう所から写真に興味をもたれるのでしょうか?
松田
そうですね。スマホで撮っていたのだけれど、もっとステキに撮りたいということでカメラを買うんだけれども、上手く使えないので来られる方が、結構いらっしゃいますね。一からカメラの使い方を教わりたいという方が多くいらっしゃいます。
スタッフ
最近はカメラ会社のCMも、女性タレントを多く起用していますからね。女性をターゲットにしているのでしょうけど、でもいざ撮影をするとなった時に、やっぱり撮り方とかが分からないという方は結構いらっしゃるんじゃないかと思います。
松田
私の教室では一クラス、5人から7人くらいで開講しています。一人ひとり丁寧にご指導させていただき、ご自身のカメラでイメージに近い写真が撮れるようになることを目標にしています。
スタッフ
それはありがたい事ですね。初心者は本当に何をどうしていいか分からないですからね。何が分からないのかも分からないというか…。
松田
そうなんですよ。実は私の経験が活かされている部分もあって、自分が先生に教わっている時に、右も左も全く分からない状態でしたから。
スタッフ
それこそ露出がどうとか、絞りがどうとか…。
松田
そうです。それこそ「開放」と「絞り」という言葉の意味すら分からなかったので…全く逆の意味に思っていた事もありました。「ネガ」とか「ポジ」とか…それこそ「銀塩プリント」とかって、初心者の方には分からないと思うんですよ。でも写真家の方からすると、それはもう知っていて当たり前の話なんですが、初心者からすると知らなくて当たり前の話なんですよね。そういった経験があるので、今の生徒さん達には「分からなくても大丈夫、私もそうだったから」という話をするんですが、そうすると皆さん安心されるんですよ。「分からなくて当然だったんだ」と言ってくれます。
スタッフ
そうですよね。
松田
そんな皆さん達を励ましながら…「分からなくても大丈夫だから」「何度でも聞いていいから」と言ってあげて。やっぱり聞きづらい雰囲気を作ってはいけないな、と考えています。
スタッフ
それはやっぱり、ご自身の経験が活きているということですよね。生徒さんにとっては、ありがたいことですよね。
松田
そうですね。女性は特に場の空気を読んでしまう方が多かったりするので、雰囲気が悪くなると何も聞けなくなってしまうんですよ。なので「これ聞いてもいいのかな…」と思うような事を、上手く聞き出してあげる事を大切にしています。
スタッフ
ちなみにその教室からプロの写真家になられたような方は、いらっしゃいますか?
松田
今の所はまだですが、コンテストに受かったり、雑誌などに採用された方は何人もいます。「個展を開きたいな」なんていう子も、そろそろ出てきてる感じですね。なので応援してあげたいです。
スタッフ
ではそうした生徒さんの成長も、楽しみですね。もちろんご自身も、写真家としての活動を広げていかれるのだと思いますが。
松田
私はまだ、一度に50枚前後の展示をした経験が無いので、来年のRICOHイメージングスクエアでの体験を生徒のみなさんにフィードバックできるかな、と思っています。
スタッフ
そのRICOHイメージングスクエアの展示は、来年のいつ行われるのでしょう?
松田
まだ詳しくは決まっていないのですが、来年2019年の春頃ですね。
スタッフ
では今はそこを目指して準備をして…またその展示が終わったら…
松田
それが終わったら…そのRICOHイメージングスクエアの展示は1部屋お借りすることになっていますが、次は2部屋をお借りして、大きい作品から小さい作品まで幅広い作品表現をしてみたい、と夢見ています。
スタッフ
でもRICOHイメージングスクエアで個展が開催できる、ってすごいですよね。
松田
そうですね。今からとても楽しみにしています。展示されている写真家の方々の作品が素晴らしくて、果たして自分の写真が理解してもらえるのかな?どうやって飾ってもらえるのかな?とあれこれ考えています。
スタッフ
ちなみに今は…プロ写真家という肩書でよろしいのでしょうか?
松田
そうですね…自分ではあまり「写真家」とは書かないようにしていたんですけど、色々な所に掲載されるたびに「写真家」と書かれるので、じゃあもう「写真家」という事でいいのかな?と…。
スタッフ
ではこれからも写真教室と、ご自身の撮影を続けていってください。今日はどうもありがとうございました。
松田
ありがとうございました。