今回はアマチュアフォトグラファーの海老原常浩様をお迎えして、
2020年3月26日にインタビューさせていただきました。
海老原常浩
出身地:神奈川 機材:キャノン、オリンパス
2020年12月18日から12月23日まで、日比谷ギャラリーにて第5回「南の島写真」を開催予定
タヒチ、モルディブ、ニューカレドニア、ハワイ、沖縄の風景など、
南の島の風景を題材に約30年撮り続けてきた。
Instagram:tsunehiroebihara
スタッフ
本日はよろしくお願い致します。
海老原
お願い致します。
スタッフ
現在のお仕事は、プロのカメラマンなのでしょうか?
海老原
いいえ、撮影はあくまでも趣味でやっています。ただもともと若い頃に現像のラボで働いていた時期があるんですよ。フィルムの現像などをやって、写真に携わっていました。
スタッフ
ではプロということでは無いですけど、仕事としては写真に携わっておられた事があると。
海老原
はい。フィルムの頃からデジタルに変わった頃まで働いていましたね。
スタッフ
となると15~20年位前ですね。
海老原
あの頃は丁度フィルムとデジタルが重なった時期なんです。なのでお客さんがデジタルにしようかどうしようか、仕事に使えるんだろうか、みたいな事を良く悩まれていましたね。
スタッフ
ちょうど現像のお仕事も減りつつあった時代ということですね。
海老原
だから仕事を変えたというわけじゃないんですが、次の仕事はちょっと別の趣味に沿った方向にしました。
スタッフ
写真自体はどのくらいから始めてらっしゃるのでしょうか。
海老原
高校生の時に、写真部に入っていました。酢酸の臭いのこもった暗室の中で、赤いランプをつけて白黒写真を焼いたりしていましたね。
スタッフ
写真部として活動されていたのですね。
海老原
それ以前から、写真には興味があったんです。それで写真部に入って本格的に撮影を始めたんです。そうしたらその写真部に同級生で、すごい鉄道マニアがいまして、当時彼と一緒に行動していたんですよ。なのでその当時は鉄道写真ばかり撮影していましたね。
スタッフ
鉄道好きな方は、写真好きな方が多いですからね。
海老原
その彼が追っかけていた鉄道が、ごくごく普通の通勤電車だったんですよ。それで彼は南武線沿いに住んでいたんですけど、結局南武線の運転手になりましたね。ただ自分は彼と離れてからは、鉄道は撮影しなくなりました。
スタッフ
高校時代にはそういう活動をしていて、写真に入り込んでいったわけですね。それではその好きが高じて、先程お話があった現像ラボに就職されたということですね。
海老原
そのラボでは、プロのカメラマンがお客様だったんです。そうなるとやっぱり皆さん、見ごたえある写真を持ってこられるんです。そういうのを散々見せられて刺激を受けたんですよね。
スタッフ
そのお店っていうのは、結構プロの方がいらっしゃる…
海老原
プロ専門店でしたね。場所が銀座にありましたので、それこそ報道関係からスタジオ関係、グラビア関係の方たちがいらっしゃっていました。
スタッフ
銀座ですと、スタジオとかギャラリーとかも多いですし、報道カメラマンの方もいらっしゃるでしょうね。では本当に一流の方たちの写真を、目の当たりに出来たのですね。
海老原
そうですね。有名所でいったらそれこそ篠山紀信さんとか、立木義浩さんとかいらっしゃいましたね。
スタッフ
いまや超一流の方々ですね。でもそういうのを間近に見てしまうと、どうしても刺激は受けてしまいますよね。
海老原
それでその時に特に影響を受けたのがきっかけで、今でも撮り続けているものが「南の島」の風景なんです。というのも当時あるお客様が、いわゆるライブラリーカメラマンの方だったんです。
スタッフ
カレンダーであったり、色々なところで使うことが出来るようなライブラリー用写真を、撮影するカメラマンの方ですね。
海老原
そういう写真を見ている内に、映っているモルジブとかタヒチとかの南の島の青い海に魅せられたんです。それがきっかけで、今まで撮影を続けてきました。
スタッフ
ラボにいらっしゃった頃から、撮影は続けていらっしゃるのですね?
海老原
そうですね。南の島の風景は当時から特に好きです。その頃は毎年夏休みに旅行して、その一週間だけで一年分の撮影をしちゃって、夏休みが過ぎたら全然撮影をしない、みたいな事をしていました。
スタッフ
南の島というと、海外限定でしょうか?
海老原
日本だと沖縄も入りますね。ただ自分が泳げないですし、潜ったりもできないので、例えば「世界有数の透明度」「ダイバーのスポット」と言われても、海の中に入った事は無いんですよ。
スタッフ
たまたまなのですが、前回のインタビューでご登場いただいた方が、ご自身がダイバーをやっていた経験から撮影に入り込んでいった、という方でした。
海老原
そういう事では無いんですね。だから良く「海に行っても中に入らないんじゃ、良さが半分も分からないでしょ?潜らないの勿体ないよ。」とか言われるんですよね(笑)。でも自分は、海の中は興味無いんですよ。むしろ自分的には恐怖感しかなくて。
スタッフ
泳げない方にとっては、どうしてもそうなりますよね。
海老原
だから撮影するものは、地上の風景ばかりですね。
スタッフ
それでも十分キレイですからね。
海老原
青い海、白い砂浜、ヤシの木があって、夕日があって…自分にはそれで十分なんです。結局ジャンル的に、その当時から今まで続いているのが「南の島」の撮影ですね。
スタッフ
その銀座の時に色々なプロの方からお話を聞いたりして、役に立ったことなどありますか?
海老原
やはり皆さん、プロの方は何のジャンルにしてもこだわりがありますよね。だから他の人に「こだわりを入れるな」って言われちゃうと、もうダメですよね。いかにして綺麗に撮るかとか、いかに上手く撮るかとか、常に追求して写真を撮ってるわけじゃないですか。でも今となっては出来上がりがどうのこうのじゃなくって、ただ単に「撮影」ということが好きですね。
スタッフ
とにかく「撮る」のが楽しいと。
海老原
はい。
スタッフ
そのラボを辞められて、また別の仕事をされて、でも写真は続けられたということですね。
海老原
一度仕事を変える時に、ちょっとだけプロの世界をかじってはみたんですけれど、写真を嫌いになりそうになって(笑)。これは商売にしてはいけないな、と痛感しました。アパレルの世界とか、それこそマネキンに服を着せるとか、そんなことまでやるの?みたいな。
スタッフ
「仕事」としてだと、時には不本意な写真も撮らないといけないですからね。
海老原
それで「これ以上やっていたら、写真を嫌いになってしまう!」と思って、プロになる事は辞めました。やっぱり撮りたい物を撮っているのが一番です(笑)。
スタッフ
南の島をテーマにして今も撮り続けている、ということですが、他に何か現在されていることはありますか?
海老原
現在ですが、5年ごとに写真展を開いてまして、この12月にもやるんですよ。5年ごとにやっていて、今度が5回目なんでざっと25年になりますね。
スタッフ
すごいですね。
海老原
なんで「5年ごと」なのかというと、結局夏休みに撮影したものを集めているので、すぐには数がたまらないんですよ。
スタッフ
お仕事をされていますと、なかなか撮影の時間もとれませんからね。
海老原
1回目の写真展の時は南の島ばかりだったので、どうしても似たような風景ばかりになってしまいましたね。
スタッフ
どうしても似通ってしまいますね。
海老原
海の写真なんでね、どうしてもね。
スタッフ
ではそうやって会社の休みの時、長期休みなどの時に撮りためたものを5年に一度展示されている、ということですね。
海老原
最近では南の島以外にも、撮ってるテーマがあります。ポートレートだったり舞台撮影、スポーツ撮影だったり…。それから一時期航空関係の仕事をしていたので、飛行機を撮ったりしてました。飛行機が好きだから、その仕事を選んだんですけどね。
スタッフ
航空写真じゃなくて、飛行機の写真ということですね。
海老原
そういった感じで、幅広いジャンルの写真をたくさん撮影しています。南の島ばかり撮っていた時というのは、結局一年に一度しか行けないですし、撮影も出来なかったんですよ。でもそれじゃつまんないし、もっと身近にあって気軽に撮影に行けるものがあってもいいんじゃないか、という事で「じゃあ色々撮ってみようかな」となったんです。
スタッフ
なるほど。それがポートレートであったり、スポーツであったり。飛行機も航空ショーなどありますしね。
海老原
そうですね。
スタッフ
12月に開催される展覧会は、どちらで行われるのでしょうか?
海老原
日比谷にある「ギャラリー日比谷」です。ずっと同じ場所でやっています。
2020年12月18日から12月23日まで開催いたします。
スタッフ
それは銀座で働かれていた時の縁なのでしょうか?
海老原
そうです。ラボで働いていた時に、お客様でそのギャラリーで開催されてた方がいらしたので、使ってみようかなと。
スタッフ
なるほど。
海老原
他にも喫茶店の片隅とか借りて、規模の小さいものをいくつかやった事はあるんですけれど、なんかそれほど気合が入らないんですよね。やっぱり自分だけのスペースっていう物が無いと、気合が入りませんね。どこか他人事みたいな…ギリギリまで何も用意しないみたいな。
スタッフ
大貫カメラに初めて来たのは、どういったきっかけでしょう?
海老原
きっかけは、飛行機撮影友達の紹介ですね。彼が大貫カメラの常連だったんです。それで紹介されて、家にも近いからじゃあ行ってみようかなと。
スタッフ
お住まいはこの近辺なんですか?
海老原
自宅は少し離れているんですけれど、もともと生まれたのが野毛だったんで、土地勘があるんですよ。
スタッフ
野毛じゃあもうすぐそこですね。
海老原
なので教えてもらった時にも「ああ、あそこね」みたいな感じで、すぐに分かりました。それで来るようになって、もう5年以上にはなりますね。前回の写真展の時も来ていただいたので、6~7年にはなるのかな。それ以降、カメラのボディはほとんどこちらでお世話になっています。ただカメラ自体を増やす、っていう事はあまりしないんですが。
スタッフ
はい。
海老原
新しいのが出たら下取り、また次が出たら下取り、と取り替える感じで。今のカメラは性能は確かに高いけど、消耗品になっているというか、古くなってくるとどうしても機能的に見劣りするじゃないですか。
スタッフ
そうですね。
海老原
そういうこともあって、最新の状況に近づけるためには少しずつ取り替えていくのがいいのかなと、思っています。
スタッフ
カメラは今は何を使われているのでしょうか。
海老原
今はずっとキヤノンのEOSを使っています。最新では去年の年末くらいにEOS Rに変えました。大体2年に1度くらいのペースで買い替えています。
スタッフ
新製品はだいたい1年ごとくらいのペースで出ますからね。
海老原
流石に毎回バージョンアップする、というわけにもいかないのでまあ2年に1度くらいかなと。
スタッフ
そうですね。
海老原
それから今はオリンパスのミラーレスも使っています。これは実は仕事で舞台の撮影をしていた時の事なのですが、その時に「絶対に音を出してはいけない」という条件を出されたんですよ。ただカメラなのでどうしてもシャッター音が出てしまう。それでクレームがついちゃったんですね。もう「辞めろ」って言われて。
スタッフ
ああー。
海老原
これじゃあ一眼レフは使えないなあ、どうしようかなあ、と思っていたんですけど、そうしたらそのオリンパスのミラーレスカメラ、シャッター音が出ないカメラを大貫さんに紹介していただいたんですね。
スタッフ
なるほど。
海老原
これで舞台の撮影も続けられるな、と。一時は完全に辞めようと思っていたんですけどね。
スタッフ
確かに舞台撮影では、音は出せないですよね。
海老原
なにしろお客様が第一ですからね。
スタッフ
スマートフォンも電源を切らないといけないでしょうしね。それでカメラのシャッター音だけ響いていては、示しがつかないですよね。
海老原
お客さんはお金を払って見ているのに、って事ですよね。でも昔は本当にバシャバシャ音を立てて撮影していましたけどね。場合によってはストロボたいたりもしていましたし。席の真ん中を陣取ったりしてね。いつの間にか待遇が変わっちゃいましたね。
スタッフ
ではそういうアルバイト的なことで、撮影のお仕事などもされる事もあるわけですね。
海老原
そういう舞台関係の撮影は、もともと身内が日舞をやっていた関係でやっていた事があって、そこから始まったんです。ただ私の趣味としてはもっと大きく激しく動くのが好きだというのがあったので、洋舞、モダン系とかコンテンポラリーな物とか、そういう方向へ行っちゃいましたね。それでモデルさんとかも紹介していただいて撮影したりとか、やっていますね。
スタッフ
結構幅広いジャンルを撮影されますね。今はもっぱらデジタル撮影なのでしょうか?
海老原
そうですね。今はEOSとオリンパスを専門に使っています。
スタッフ
ではそろそろお写真を拝見させていただきたいと思います。
海老原
左はモルジブの夕方、スコールの後ですね。右はモルジブの水中レストランです。
スタッフ
水族館ではないんですね。
海老原
違いますね。こういった見せ方の走りだと思います。
スタッフ
今、日本でもこういう所結構ありますよね。
海老原
やっぱり一番最初くらいなんじゃないですかね。
スタッフ
左側は着陸前の写真ですね。
海老原
水上飛行機から小さい島を撮影しました。
スタッフ
右側は海岸ですが、こういうアングルで鳥が入ってるのは意外と無いんじゃないでしょうか。
海老原
この時は鳥が飛び立つのを待っていましたね。
スタッフ
観光客はあまりいないんですね。
海老原
この辺りは一つの島に一つのホテル、という感じなんで、あまり人はいないんですよ。
スタッフ
ほぼ貸切状態ってことですね。
海老原
左側はオーストラリアのハート型の珊瑚礁です。グレートバリアリーフですね。
スタッフ
世界最大のサンゴ礁ですね。
海老原
右側はハワイの海岸ですね。走っている少女は別にお願いしたとかそういうわけじゃないんですよね。たまたまいただけです。
スタッフ
でもやっぱり南の島はいいですね。
海老原
左側はホテルになります。ホテルの入口です。
スタッフ
やっぱり開放的ですね。こういう写真は、カレンダーなどで良く見かけますね。
海老原
ええ。
海老原
これはタヒチです。
スタッフ
ボートに乗っているのは、観光客の方でしょうか?
海老原
いえ、実は朝食を持ってきた方なんですよ。ホテルのスタッフなんです。小舟で朝食を持ってきてくれるんです。
スタッフ
なるほど。
海老原
この島は後ろに見える山が、すごい特徴的な形をしているんですよね。
スタッフ
なんだかお城に見えますね。
海老原
そして右側はプールサイドを上から見たところです。
スタッフ
部屋のすぐそばにこういう風景があるということですよね。
海老原
ここは山の周りにこういう浅瀬がひろがっているんです。これは自然に出来た池ですが、海と繋がっているんですよ。
スタッフ
入り江みたいな感じですね。
海老原
そして右側はニューカレドニアなんですが、この木が特徴的なんですよ。ヤシじゃないんですよね。古代杉と言っていましたけど、南の島では珍しいような感じです。山にありそうな感じですけど、でも山じゃないんですよ。
スタッフ
なるほど。
スタッフ
これは桟橋が2つある、ということですよね?
海老原
桟橋が途中で別れているんですよ。その分岐点から撮影したものです。桟橋はこのままぐるっと回って、一周できるようになっているんです。そして右側はニューカレドニアです。灯台だけがある島なんです。
スタッフ
面白いですねえ。では毎年このようにして、南の島へ行かれて撮影をしている、という事でしょうか。
海老原
やっぱり北じゃないんですよね。南が好きなんですよ。
スタッフ
言葉とかは通じるのでしょうか?
海老原
そこはカタコトの英語でなんとかなりますね。基本ホテルの中なので。
スタッフ
なるほど。
海老原
左側はモルジブの桟橋です。浅瀬がずっとあるので、桟橋がどこまでも伸びているんです。
スタッフ
ちょっと幻想的な雰囲気ですよね。
海老原
右側は水上レストランです。
スタッフ
いいですね、行ってみたいですね。
海老原
この海を見ちゃうと、日本の海にはあまり入る気は起きないですね。
スタッフ
確かに、南の海に惹かれる気持ちは分かります。
海老原
左上は無人島です。この辺りの写真は、リバーサルフィルムで撮影していますね。スライドのフィルムです。フィルムをスキャンで取り込んだんです。
スタッフ
かなり綺麗に取り込めていますね。
海老原
この頃はペンタックス645を持っていって、撮影していましたね。
スタッフ
ではもう本当に20年以上前の作品ですね。綺麗に出ますね。
海老原
右下のものはこれは山の上から日が出ているところです。これも645で撮影ですね。でも今は持っていく機材も軽くなって、大分楽になりましたね。
スタッフ
フィルムを持っていかなくていいから、楽ですよね。
海老原
本当にそう思います。
スタッフ
フィルム無しで、好きなだけ撮影できますからね。でもフィルムの方はなるべく一瞬を大事にしたい、と良く言われますね。
海老原
それはそうですね。仕事でphotoshopとか使ってた事もあるんですけど、それでもやっぱりフィルムの頃のあの撮影した時が最終形、みたいなのがいまだにしっくり来ますね。「これで決まりだ」っていう一瞬ですね。だからとりあえず撮影しておいて、後でいじればどうにでもなるかな、というのは自分の中には無いですね。
スタッフ
これは先程もお話がありました、舞台関連の撮影ですね。これは仕事として撮影された、という事ですか?
海老原
まあ知り合いなのでお願いされたので、という感じですね。
スタッフ
では特にお金は発生していないけれども、関係者に見せたりポスターに使ったり、みたいなイメージですね。
海老原
舞台風景とか、あとは自分の個人のレッスン中の撮影とかもさせてもらってます。
スタッフ
なるほど。
海老原
右上のものはスタジオを借りての撮影ですね。
スタッフ
では頼まれて、とかでは無いのですね。
海老原
自分でスタジオを借りて、モデルさんにお願いしてですね。
スタッフ
そして飛行機ですね。これは空港のそば、ということですよね。
海老原
そうです。左上の写真は大阪の伊丹空港なんですが、マニアには聖地と呼ばれる撮影スポットがあるんです。
スタッフ
なるほど。
海老原
右上は雪の北海道ですね。
スタッフ
モノクロっていうわけでは無いんですよね?
海老原
モノクロでは無いんですけど、雪で色が無くなっちゃってるんです。
スタッフ
左下も雪ですね。ちょうど夕日と飛行機の方向が重ならないとダメですよね。
海老原
やっぱりどんなジャンルでも、好きであればどんな所でも撮りに行きますよね。
スタッフ
そして右下は、これはいわゆる航空ショーですよね。
海老原
そうですね。一番近場は埼玉県の入間になるのかな。今は東横線で行けますからね。
スタッフ
今はインターネットとかもありますけど、そういうのは活用されていますか?
海老原
Instagramのアカウントがあります(こちら)。そこにも写真をアップしています。いろいろなテーマの写真をアップしているので、ぜひご覧ください。
スタッフ
5年に1度の展示会、という大目標はあるのでしょうが、その他で何か目標みたいなものはありますか?
海老原
展示会はそろそろ終わりにしようかな…とも思っていたんですけど、5回目まで続けてこれたのであれば、まだやっていきたいなと思います。撮影ジャンルは変わらないと思いますが。
スタッフ
むしろ増えていくのでは無いでしょうかね。
海老原
そうですね(笑)。趣味としての「写真」はもうずっと生涯続けていきたいし、大貫カメラのイベントにも何か参加していければな、と考えています。もちろんまた新しいジャンルの開拓もしてみたいですね。
スタッフ
スポーツ写真を撮影されるのであれば、延期になってしまいましたが、東京オリンピックがありますからね。
海老原
延期になったのは残念ですけど、まあそこは長い目で見るとして。スポーツ写真はやっぱり感動の一場面ですから、撮影のしがいはありますね。
スタッフ
例えば南の島以外の外国とかは、行かれたいところとかありますか?
海老原
そうですね、例えばオーロラとか氷河とか、興味はあるんで撮ってみたいなとは思うんですけどもね。フィンランドとかアラスカとか。
スタッフ
他には例えばジャングルとか砂漠とか…まだまだありますね。
海老原
一度行こうかなと思ったところが、マイアミの方でジェット機がビーチを掠めて飛んでいく所があるらしいんですよ。良くテレビとかでも映りますけど。
スタッフ
ああー、ありますね。
海老原
そこはいつか本当に行きたいな、と思っているんですよね。
スタッフ
いずれにせよ、興味を持たれれば行きたいところも増えるのでは無いでしょうか。今までのジャンルをやめるのでは無く、どんどんと広がっていくような。
海老原
そうですね、どんどん広がっていっていますね。それこそ機材のアップデートに伴って、撮りたい物が増えるということもあると思うんですよ。お金はかかりますけどね(笑)。いいレンズとか買えば、それだけ撮りたい物も増えていくのかなと。先程のシャッター音の話じゃないですけど、そういった技術的な部分からジャンルが広がることもありますからね。あと今は感度も上がったので、星空が手軽に撮影できるようになっていますよね。
スタッフ
そうですね。そういった事はありますね。
海老原
フィルムの時代はとにかく苦戦していたような物でも、カメラの技術の発展で撮れる物が増える、というのは素晴らしいことですよね。
スタッフ
そういったものの中から、次の5年の目標を探していけるといいですね。まずは5月の展示会をやって、そして更にその次の5年目を目指して。展覧会が終わった所からスタート、ということですもんね。
海老原
やっぱりそうありたいですよね。
スタッフ
今日はどうもありがとうございました。
海老原
ありがとうございました。
作品、インタビューなど何でも結構ですので、ご感想をお聞かせください。
お待ちしております!
大貫カメラ: ohnuki.c@lily.ocn.ne.jp