今回は、「写真を楽しむ」をテーマに、撮影会やワークショップの企画・運営をされている、GalaxyPhotoClubの皆様お迎えして、2019年7月21日にインタビューさせていただきました。
スタッフ
それでは今回は、GalaxyPhotoClubのメンバーである夏弥(なつみ)様、ぶっちい様、K様の3人にお話をおうかがいしてまいります。よろしくお願いいたします。まずはぶっちぃ様からお伺いしていきたいのですが、写真はいつ頃から始められたのでしょうか?
ぶっちぃ
いつ頃だろう…。15年位前?だから20代後半くらいからですね。
スタッフ
それは何かきっかけがあったのでしょうか?
ぶっちぃ
う~ん……なんとなく、ですかね。
スタッフ
5年位前ですと、携帯電話などでも写真が撮れるようになっていた頃だと思いますが。
ぶっちぃ
あの頃はどうだったかなあ……
夏弥
15年前だと、カメラ機能がついたくらいじゃないですか?
ぶっちぃ
そうですね、ついたくらいですね。カメラはまだ当時デジタルの一眼が無くて、最初はフィルムでしたね。
スタッフ
では特に何かきっかけがあった、という事では無いのですね?
ぶっちぃ
本当になんとなく、ですね。
スタッフ
最初のうちは何を撮影されていたのでしょうか?
ぶっちぃ
旅行が好きなので、旅行へ行ったついでに撮影をしたりしていました。
スタッフ
なるほど。では普段からそういった風景写真などを撮影されていたのですね。
ぶっちぃ
はい。
スタッフ
続いてはK様におうかがいしてまいります。写真活動はいつ頃から始められたのでしょうか?
K
いつ頃かは覚えていないんですが……始めたきっかけは、撮影会ですね。東京とか横浜の方って、小さいのから大きいのまで撮影会が結構盛んにあるんですよ。大きいのだと、参加費が一日で3,000円くらいかな?それで興味を持って参加したのが最初です。
スタッフ
ではもういきなり撮影会に参加して…
K
それが撮影をするのに、一番手っ取り早かったんです。モデルさんが十数人いて、参加者が2~300人くらいの大人数で、いわゆる「大撮」と呼ばれるようなものでしたね。それが一日3,000円で参加できたんです。
スタッフ
ではそうした撮影会へ参加することが、写真を撮り始めるきっかけだったんですね。
K
それ以前から「何か撮りたい」という欲求はあったんです。でも何を撮ればいいのか良く分からなくて。結局そうした撮影会に行ってみて…という感じですね。
夏弥
「とりあえず撮ろう」という。
K
そうそう。「作品を撮る」のでは無く、ただシャッターを押すのが目的みたいな感じでしたね。デジタルなのでフィルムは気にしなくて良かったですし。
スタッフ
その頃にはもうデジタルカメラがあったのですね。
K
高校生の頃にフィルムカメラはやっていたのですが、それから随分と間が空いてしまって、デジタルに戻ってきた感じです。デジタルは気軽に撮れますし、費用もかかりませんし。
スタッフ
フィルムカメラはどうしても、フィルム代や現像代がかかりますからね。では学生の頃に一時期カメラをやってはいたけれど一旦離れてしまって、それで戻ってくるきっかけが撮影会だった、という事ですね。
K
はい。
スタッフ
次は夏弥様におうかがいしてまいります。現在はモデルをやられている、という事でよろしかったでしょうか?
夏弥
はい。
スタッフ
モデルを専門にやられているのでしょうか?あるいは他の仕事もされているのでしょうか?
夏弥
今は、モデルとネイリストを兼業でやっています。
スタッフ
モデル業は、もう長くやられているのですか?
夏弥
学生の頃から始めて、今年で13年目になりますね。
スタッフ
ではもう結構な長さになりますね。モデルを始められたきっかけ、というのは?
夏弥
純粋に「楽しそう」と思ったのと、モデルという仕事に憧れを持っていたのがきっかけです。
スタッフ
学生の頃にモデルを始めたというとことですが、そういったモデルの仕事というのはどうやって見つけてきたのでしょう?
夏弥
インターネットで探しましたね。そういうモデルを探しているカメラマンさんとの間を繋いでくれる事務所がありましたので、そこを利用したのが最初ですね。
スタッフ
13年前だとインターネットもだいぶ普及していましたからね。
夏弥
丁度mixiが流行っていたころですね。
スタッフ
ではそういった所でマッチングをして、それがきっかけでモデルのお仕事を始めたという事ですね。
夏弥
はい。
撮影:ぶっちぃ
撮影:K
スタッフ
そうした流れで、今現在皆様でGalaxyPhotoClubを立ち上げて、撮影会などを行っているという事ですが、主催はどなたなのでしょうか?
夏弥
GalaxyPhotoClubは、今はここにいる3人がメインとして活動していますが、名目上の主催は私ですね。
ぶっちぃ
僕たちは、あくまでもスタッフです。
スタッフ
モデルさんが主催になる、っていうのは結構あるのでしょうか?
夏弥
今は結構増えているみたいですね。
ぶっちぃ
この1~2年で多くなっていますね。モデル業を辞められた方が主催になって…というパターンが増えているみたいです。
スタッフ
昔モデルをやっていたけど、またモデルをやりたくなって…
ぶっちぃ
それで今度は自分が運営側になって…というパターンですね。
スタッフ
今はインターネットで、スタッフとか人材とか探せますからね。それでGalaxyPhotoClubがスタートしたのはいつ頃だったのでしょうか?
夏弥
スタートして3年ちょっとくらいになるのかな?だから2016年頃に始めた事になりますね。
スタッフ
GalaxyPhotoClubでは普段はどういった活動をされているのでしょうか?
ぶっちぃ
GalaxyPhotoClubでは様々な活動をやっています。撮影会をやったり、ワークショップ的な事をやったり、フィルムカメラで撮影をする会だったり。でも基本的には、ほぼ撮影会ですね。
スタッフ
全体の活動の一環として、夏弥さんをモデルにした撮影会がある、という事ですね。そしてその撮影会のプロデュースや企画は、ご自身でされているという事ですね。
夏弥
はい。
スタッフ
GalaxyPhotoClubが出来る以前から、皆さんはお知り合いだったんですか?
夏弥
はい、知り合いでしたね。何年前くらいかな…私が出ている撮影会に来てくださっていて、そこで知り合ったのがきっかけでしたね。結構長いですね。
ぶっちぃ
僕がもう7年くらいですかね?
スタッフ
会員の方は、何名くらいいらっしゃるんですか?
夏弥
基本的にはこの3人で、イベントを行う度にメンバーを募っています。
スタッフ
撮影会は定期的に行われているのですか?
夏弥
はい。月二回だから…二週間に一回は必ずやっています。
スタッフ
結構な頻度ですね。場所はどちらでやられるのですか?
夏弥
基本的には都内で、ストリート撮影になりますね。たまに「合宿」という形で、一泊で遠くに行ったりしますね。
スタッフ
撮影会だけでは無くワークショップもやられているとの事でしたが、具体的にどういったワークショップなのでしょう?
夏弥
プロの写真家の先生をお呼びして、私がモデルになって、ポートレートの技術であったり色々な事を教えていただく、という事をやっています。
スタッフ
色々なプロの方をお呼びして、またその都度参加者を募って…という事ですね。そういったワークショップには、大体何人くらい参加されるのでしょう。
ぶっちぃ
確か参加上限を設けてましたよね。
夏弥
最大で8人くらいだったかな?あまりにも多くなると大変なので。あと会場の広さの関係も出てきますし。
スタッフ
そうした活動を、定期的に行われているわけですね。
夏弥
はい。
撮影:K
スタッフ
GalaxyPhotoClubの活動以外で、個人的な撮影活動などはされているのでしょうか?
ぶっちぃ
旅行などに行った時に、撮影をすることはありますね。
スタッフ
最近だとどちらへ行かれましたか?
ぶっちぃ
沖縄の宮古島へ行きましたね。風景写真や自然写真を撮るのは好きですね。
スタッフ
K様はどういったものを撮影されていますか?
K
ポートレート的なのがほとんどですね。スナップなども撮る事はありますけど。
スタッフ
年季の入った方だと、街中に散歩に行くついでにカメラを持ち歩かれる方もいらっしゃいますよね。
K
カメラは持って歩いてはいますけど、そこまで凝った物を撮るわけでは無いですね。本当に何かのついでに撮影をする、という感じですね。
スタッフ
皆さん大貫カメラには、良くいらっしゃるんですか?
夏弥
私は撮影会のついでに、たまに来たりします。
スタッフ
お二人は?
夏弥
すごい上客ですよね(笑)。相当来てますよね。
ぶっちぃ
いやいやいや(笑)。
スタッフ
今は何のカメラをお使いなのでしょうか?
ぶっちぃ
僕はライカを使っています。ライカのM10-Pと、あとMモノクロームも使っています。
スタッフ
ライカはもうずっとお使いなのですか?
ぶっちぃ
もともとフジが好きで昔からずっと使っていたんですよ。でもある時モノクロ写真をやりたいな…と思って。そうしたら「モノクロしか撮れないデジタルがありますよ」と勧められたのがライカだったんです。だから最近ですね。3年位前からかな?
スタッフ
ライカは大貫カメラには、いっぱい置いてありますからね。
夏弥
すごいいっぱいありますよね。
スタッフ
K様は今はカメラは何をお使いなのでしょう?
K
ライカも持っていますし、後はペンタックスを使っています。ライカのフィルムカメラも持っています。
スタッフ
今だとほとんどデジタルなのではないですか?
K
僕たち二人とも、フィルムで撮影することが結構ありますね。フィルムもデジタルも両方ですね。
ぶっちぃ
量としてはデジタルの方が多いですけど、フィルムでの撮影もしますね。
スタッフ
デジタルとフィルムの違いって何でしょう?
K
デジタルとフィルムでは、やっぱり味わいが違いますね。
ぶっちぃ
そうだね。撮る時の気分も違いますし。
K
お金はかかるけどね(笑)。
ぶっちぃ
フィルムでは、大量にガシャガシャとは撮れないですからね。
スタッフ
そこはやはり皆さん、言われますね。「デジタルは気楽に撮れるけど、フィルムは一枚一枚集中しないといけない」と。
夏弥
なるほどー。
スタッフ
夏弥様はご自身で撮影などはされないのですか?
夏弥
私はしないですね。撮られるだけです
ぶっちぃ
iPhoneで良く撮影はしてるんじゃない?
夏弥
iPhoneは、もうみんな使ってるじゃないですか(笑)。
スタッフ
今は女性は撮影して、よくInstagramとかにアップしていますよね。
夏弥
そういう感覚ですね。記念写真のレベルです。
ぶっちぃ
ネタ写真が多いんですよ。
夏弥
ネタ写真は多いかな(笑)。
スタッフ
ではそろそろ、撮影会で実際に撮影されたものを拝見していきたいと思います。
撮影:ぶっちぃ
撮影:ぶっちぃ
撮影:ぶっちぃ
スタッフ
これはどちらへ行かれた時でしょうか?
ぶっちぃ
これは山中湖での日帰り撮影旅行の時ですね。映っているのは富士五湖ですね。何湖だかは忘れてしまいましたが。どこだっけ?
夏弥
忘れちゃいましたね。
スタッフ
この時は何人くらいで行かれたのでしょうか?
夏弥
この3人プラスもう1人で、4人でしたね。結構前なのでうろ覚えですが。
撮影:ぶっちぃ
撮影:ぶっちぃ
ぶっちぃ
これは樹海の中ですね。
スタッフ
こうした衣装などは、自前なのでしょうか?
夏弥
はい。
スタッフ
モノクロだとやっぱり、光と影のコントラストが映えますね。
ぶっちぃ
そうですね。
スタッフ
結構縦に撮影されているのが多いような気がするのですが、これは何か意図があってのことですか?
ぶっちぃ
なんだろう、ポートレートをやってると、どうしても縦が多くなってしまうんですよ。もう癖みたいになっているので、最近は横にも撮るように心がけています。
夏弥
ポートレートは、基本縦で撮影しますよね。
撮影:ぶっちぃ
撮影:ぶっちぃ
スタッフ
これは夕方くらいですか?
ぶっちぃ
夕方までは行かないと思います。こっちの方は夕方ですけど。さっきの樹海の写真は夏ですけど、ここから季節が違いますね。11月くらいだったかな?
スタッフ
はい。
ぶっちぃ
これは早朝ですね。合宿なので、早朝から撮影するんですよ。
夏弥
相当早かったですよね。寒かったですし。
スタッフ
11月だとそうですよね。
スタッフ
これは海での撮影ですか?
ぶっちぃ
これは伊豆ですね。
夏弥
伊豆の龍宮窟かな?この時は……
ぶっちぃ
5月ですね。これも早朝です。
スタッフ
基本夜は撮影できないですからね。
ぶっちぃ
夜は撮影しないですね。
夏弥
しないですね。日が暮れたらすぐ終わる感じですよね。
スタッフ
続いてはK様の撮影されたものを拝見していきます。
K
はい。
スタッフ
これはどちらで撮影したのですか?
K
これは座間ですね。
夏弥
座間にひまわり畑で有名な所があるんです。
スタッフ
何年くらい前ですか?
夏弥
二年くらい前ですね。
ぶっちぃ
座間は毎年行っていますね。
夏弥
季節感のあるもの、ひまわりとかアジサイは毎年の定番スポットにしていますね。
スタッフ
左側は神社でしょうか?
ぶっちぃ
これは根津かな?
K
根津だね。
ぶっちぃ
根津にある小さな神社ですね。
スタッフ
これは冬でしょうか?
夏弥
1月じゃなかったかな?
スタッフ
そういった季節感とかは、かなり意識されているという事ですね。
夏弥
そうですね。
スタッフ
右側の写真は…
K
これは代官山かな。
スタッフ
次のこれは…
ぶっちぃ
これは館山ですね。右下のは今年の春だったかな?桜が咲いていますよね。
夏弥
今年の春ですね。
スタッフ
割と色々な所へ、四季折々行っているという事ですね。
夏弥
はい。
スタッフ
上段はいわゆるストリート撮影ですよね。下段の草むらはどこですか?
夏弥
これは長津田ですね。
スタッフ
これはアジサイですね。こういった着物なども、全部ご自身で…
夏弥
はい。
スタッフ
衣装の準備が大変そうですね。同じ物は着てこれないでしょうし。
夏弥
そうなんですよ(笑)。かぶらないようには気をつけています。
スタッフ
モノクロとカラーだと、印象がまた違ってきますね。どっちがいい、というわけではなくて、両方それぞれ良さがあるという感じですね。
夏弥
そうですね。
スタッフ
こうした撮影会で撮影されたものを、例えば展示会などで発表されたりするのですか?
夏弥
はい。GalaxyPhotoClubとしての展示会は、過去に一度開催しています。
スタッフ
それはいつ頃ですか?
夏弥
いつだっけ?
ぶっちぃ
いつだっけ?去年の秋くらい?
夏弥
去年の下半期のどこかですよね。
スタッフ
今後そういった展示会などの予定はありますか?
夏弥
今の所は特に無いですけど、またいつか出来ればいいな、という願望はあります。
スタッフ
そういった展示会や撮影会であったり、GalaxyPhotoClubとしての活動で、今後何かやってみたい事などありますか?
夏弥
そうですね、引き続き今まで通りの撮影会をやっていく、という事ですかね。もうちょっと遠出して、撮影会はやってみたいですね。
スタッフ
通常の遠出の場合、一泊とか二泊くらいでしょうか?
夏弥
そうですねえ。場所にもよりますけど、日帰りだとどうしても時間に制限がありますので。
スタッフ
どうしてもそうですよね。
夏弥
例えば夕日が撮れなかったり、朝日が撮れなかったり。泊まりだと、そういう制限が無くなりますからね。
スタッフ
日にちが長くなると、また変わってくるんでしょうね。
夏弥
いろんな天気で撮影できますからね。天気が変わると全然変わってきますね。
スタッフ
雪とかだとまた大変でしょうけど、雨だとまた変わってくるでしょうね。
夏弥
そうですね。変わってきますね。
スタッフ
後は海外とか…
夏弥
海外行きたいですねえ。
スタッフ
実際行くとなると大変でしょうね。皆さん本職もあるでしょうし。
夏弥
そうですね。スケジュール合わせるのも大変ですね。
スタッフ
ではこれからは現状の活動を続けつつ、少しずつ違ったこともしていきたいと。
ぶっちぃ
そうですね。
スタッフ
このページを見て、GalaxyPhotoClubに興味を持った方もいらっしゃるかと思うのですが、活動の告知とかはどこでされているのですか?
夏弥
今はブログとTwitterだけですね。URLはこちらになります。
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また2019年8月30日から9月11日まで、フォトカノン戸越銀座店にて「フタリテン "音"」という写真展をいたします。そちらも是非ご覧になってください。
スタッフ
これで参加者が増えるといいですね。
夏弥
そうですね(笑)。
スタッフ
では今日はどうもありがとうございました。